就職内定率アップでも、全体の難易度は高いまま

 2013年9月3日から2013年9月16日の2週間、株式会社マイナビは、マイナビ2014に登録する既卒者約29,900名を対象に、「2013年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」を行いました。

 厚生労働省では、卒業後3年までの既卒者を新卒と同様に応募受付するよう、企業に働きかけを行っていますが、実際に既卒を採用条件としている企業はまだ一般的ではありません。

 有効回答数384名の調査結果を見ると、既卒者の就職内定率は30.2%と、前年同月より5.4ポイントアップしており、改善傾向が見られます。ですが、既卒の就活に関する実態について質問してみると、「既卒者を採用対象としている企業を探すのに苦労した」と感じている人が、約80%に及んでいます。

 そのため既卒者の約70%の人が、結果的に企業選択の方法を変え少しでも内定の確率をアップするために、既卒者を受け付ける企業を選ぶ傾向が強まったと分析されています。

既卒者の強みはどこにあるのか

 実際には、新卒より既卒の方が内定率が高い、「IT・インターネット」「ソフトウェア・アプリ」「官公庁」などの業界もあり、その道を目指すなら、既卒で就活という選択は有効かもしれません。

 ですが、「希望の業界や企業に就職したい」という思いだけで、既卒で就活することを選ぶと、次年度に苦労する可能性も高いのです。また、新卒と同じ就職活動方法や自己アピールでは、企業の内定を勝ち取れないという現実もあります。

 既卒の就活で苦労することのないよう、新卒での就活を振り返り、問題点を洗い出して改善するとともに、自分のキャリアプランをしっかり設計し、行政や民間の就活サポートもフル活用しながら、内定を目指すべきでしょう。